松山 光春 (まつやま みつはる)
- 経歴
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- 1984/03:大阪市立大学医学部卒業
- 1984/06:大阪市立大学医学部付属病院臨床研修医
- 1986/06:大阪市立北市民病院
- 1988/04:藤井寺市立藤井寺市民病院
- 1991/04:大阪市立桃山市民病院
- 1994/12:大阪市立総合医療センター消化器外科医長
- 2004/07:医療法人医誠会城東中央病院院長
- 2006/04:藤井寺市立藤井寺市民病院外科診療部長
- 2008/04:城本クリニック
1:院長紹介・クリニック紹介
金沢院院長の松山光春と申します。
まず自己紹介をさせていただきます。大阪で生まれ、大阪で育ちました。昭和59年大阪市立大学医学部を卒業し、同学部の外科に入局しました。一般外科医・消化器外科医として大学、基幹公立病院で臨床に邁進し、医学博士(学位)も取りました。その分野での専門医・指導医は全て取得しました。平成20年に城本クリニック金沢院開業し現在に至っています。外科医として35年間ずっとこだわって手術を続けてきましたが、何年たっても何回やっても、手術とフィラー注射を含めて、奥深いものだとつくづく思います。趣味はハイキングに毛が生えたような程度のゆる山登山です。
クリニックは開院以来、次のような理念をスタッフと共有し続けています。
病院理念
1.患者さま中心の医療サービスを提供します。 2.スタッフは仕事を通じて自己を向上させます。
基本方針
1.笑顔があり、親切で丁寧なクリニック 2.清潔できれいなクリニック 3.口コミでいい評判がひろがるクリニック 4.患者さまの心に触れるサービスができるクリニック
このような理念、方針を掲げて、日々朝礼、症例検討会をして、反省や改善を重ねています。 またプライバシーを守ることが、一般のクリニック以上に重要です。完全予約制や待合のパーテション、個室の配置により患者さま同士がお顔を合わさないように配慮しています。 ひとつのクリニックだけにいると、どうしてもいろいろ停滞しがちです。城本クリニックは全国に多数あり、城本クリニック同士の情報交換、人事交流を通じて活性化をはかっています。医師と看護師が、医師どうしが、看護師どうしが気軽に相談しあい、日々研鑽しています。医師と看護師がともに研究会や勉強会、講習会に積極的に参加して、本物志向で最新の医療を取り入れています。また全国展開していることで、患者さまが住まいを変えられても継続して対応できます。
2:美容外科医を目指した理由
一般外科医・消化器外科医として大学、基幹公立病院で臨床・研究に邁進していましたが、医局人事で限界を感じ、自分で道をきりひらいていくと決意しました。幸い美容外科で活躍されている城本先生と森上先生が医局の同級生でしたので相談し、実際の美容外科の診療にかかわらせて頂きました。城本クリニックで研修させて頂き、手術の結果が目に見えて分かり、患者さまがよろこんでいるさまを見て(まさに人生が変わったという人もたくさん)、美容外科医に転身することを決意しました。また、勉強させて頂いた城本クリニックが、まじめで誠実な医療を提供しており(信頼できる城本先生、森上先生の人柄が現れています)、ぜひ城本クリニックで仕事させてくださいとお願いし、48才の時に美容外科医に転身、城本クリニックに就職しました。しばらくして金沢院を開院しました。当初は大阪から通勤していたのですが、それでは十分な診療ができない、時間外の対応ができないので、すぐに金沢に移住しました。『 外科医は365日24時間外科医 』と自分なりのポリシーを持っていますので、患者さまからいつでも連絡できるように、私の携帯電話番号を患者さまに伝達しています。
3:美容外科医として大切にしていること
まず患者さまに満足していただくことが一番大事だと考えています。しかし患者さまの訴え、希望をそのまま叶えるという事ではありません。医学的な判断の上で、患者さんに説明します。一般的に、効果が高い程、危険性も高いものです。出来ないものは出来ない、可能でも危険性が高い、あなたに合っていないなど、きついことを言わなければならないこともあります。 美容整形には、大きく分けて、形を変える治療(鼻の手術など)と、加齢にともなう変化(たるみなど)に対する治療があります。 形を変る手術は元に戻れないものが多いので、侵襲・危険性が高い手術を一番にするのではなく、リカバリーのきく手術をまず勧めます。例えば鼻先を小さくすることを希望されている方で、鼻筋が低い方であれば、まず隆鼻術を勧めます。隆鼻術(鼻筋を通す・高くする)だけで半数ぐらいの方は満足されます。隆鼻術も、初めての方であれば、注入(おもにヒアルロン酸注入)をお勧めします。2回ないし3回に分けて、少しずつ鼻を高くしていきます。そうすることで周囲の人から美容整形したと指摘されることなく、患者さん自身も変化になじみやすく、自然に仕上げていくことが出来ます。そのうえでプロテーゼに切り替えることもあります。 加齢に伴う変化は残念ながら常に進行しますので、早目の治療をお勧めします。治療開始が遅くなるほど状態は悪くなり、治療は難しくなります。たるみが原因でできるしわは、若い患者さんで浅いしわであれば注入だけで良くなりますが、30歳後半ぐらいからは、注入だけではなく、たるみそのものに対する治療(サーマクールやフェザーリフトなど)を積極的に勧めます。たるみが相当進行してから施行するよりも軽いうちに施行するほうが、今後のことを考えると有意義であることを理論的に説明します。 また、施術中の患者さんの苦痛を軽減するために、積極的に全身麻酔を行っています。 結局、患者さんの希望と、医学的判断、コスト、患者さんの環境などなどを考慮して、総合的に対応していくということにつきます。そして、“いかにもやっている”というのではなく、“自然な仕上がり”を最も大事にしています。 美容外科は技術力が大切であることは勿論ですが、患者さまの精神面のサポートも非常に大切です。親切、丁寧それに誠実、が一番大切です。しかし医学的なことは明確に対応します。プライバシーを重視することも、当然ですが、大事です。 もう一つ、美容皮膚科にも凄く力を入れています。エステでは出来ない、医療ならではの本当に効果のある治療を提供しています。皮膚の改善には、時間と手間がかかります。そのことを理解していただき、治療を継続され、いつまでも若々しい肌で輝いている患者さまも多数いらっしゃいます。
4:現在の美容医療について、美容医療の意義・あり方について
現在の美容外科は、美容皮膚科を含め「美容医療」として、ずいぶん国民に広く認めていただけるようになったと思います。美容医療が特定の方のための特別な医療ではなく、一般の多くの人にとっても身近な医療になりつつあることは、喜ばしい事です。 美容医療は、その人の人生を豊かにする、人生の生きざまを変える、人生を前向きに生きる、そういう効果があることは間違いありません。今までの経験から実感しています。まさにそれが美容医療の最大の意義です。
5:その他
自分のピーアールになりますが、「特にこの相談は私にお任せください!」という施術は、豊胸、脂肪吸引、二重手術(埋没、切開)です。 豊胸術はシリコンバック、脂肪注入、ヒアルロン酸(サブQ)注入のそれぞれの利点、欠点を十分説明します。バック留置術も、それぞれの患者さんに合った術式をとっています。乳腺外科にも深く関わっていましたので、解剖を熟知しています。 脂肪吸引は多少痛みや腫れ、内出血はありますが、綺麗に仕上げます。 埋没法は、ほとんど腫れない、自然な仕上がりで、患者さまからの評価がいいようで、施術を受けた患者さまからの紹介が非常に多いです。 患者さまからの紹介、リピーターが非常に多く、本当にありがたく思っています。 美容整形の施術を受けるには相当な覚悟と勇気が必要です。一回のカウンセリングで決断できず、1年後に再度カウンセリングに来られる方もいらっしゃいます。術前は不安でいっぱいです。でも施術を受け、良くなった時には、安堵し感謝していただけます。表情が変わります。明るくなります。“思い切って、やってよかった”、“先生を信頼してお任せしてよかった”と言っていただけることもしばしばです。美容外科医冥利につきます。ありがたいです。 美容整形で後悔しないためのポイントは、先にも述べましたが、元に戻れない、リスクの高い施術はよくよく考えてから決断してください。私の場合は、最高の効果が得られる可能性もありますが危険性も高い施術からするのではなく、次善の策かもしれませんが、リスクの少ない施術からお勧めしています。それで患者さんの思い込みも案外なくなります。 何処のクリニックにいけばいいのか、どのドクターにかかればいいのか、と迷っておられることでしょう。地道に、普通に、ちゃんとやっているクリニック、ドクターを選ばれることが、一番大事です。 美容整形をお考えの方・悩んでいらっしゃる方へ、勇気を出して、ぜひ一度カウンセリングに来てください。そして私に正直にお話しください。適切な診断、説明、意見をします。 最後に、城本クリニックがこれからも患者さまから、そしてひろく国民から信頼される美容外科クリニックなるよう、今後10年、20年と努力し続けていきたいと思います。